ブログ 投稿日:2021.09.28 更新日: 2021.10.07

岩手県の名産品!秋の味覚代表の松茸と香茸の産地や特徴、値段、食べ方

秋と言えば「食欲の秋」を連想する方も多いのではないでしょうか。

日本で2番目に広大な土地を持つ岩手県には、秋にぴったりの味覚がたくさんありますが、中でも松茸と香茸の産地としても有名です。

今回は秋になったら絶対に食べたい絶品岩手産松茸と香茸についてご紹介します。

特徴や収穫の時期、おすすめの食べ方について詳しくご紹介するのでぜひ参考にしてください。

またこちらの記事では、秋に行きたい岩手県の観光スポットについてご紹介しています。

秋の味覚を楽しめるスポットもご紹介しているので、こちらの記事と合わせてぜひご覧ください。

▶紅葉・グルメ・温泉!秋に行きたい岩手県の観光スポット13選

きのこの王様松茸について

松茸

松茸はきのこ界の王様と呼ばれるほど、言わずと知れた最高峰ランクのきのこです。

松茸は日当たりのよいアカマツの林に生えることが多いと言われていますが、アカマツの他に針葉樹が多い林に生えることもあります。

広大な土地を持ち自然が多い岩手県は日本一のアカマツ産地で、森林の約3分の1をアカマツが占めています。

そのため岩手県は全国でもトップクラスの松茸収穫量を誇っています。

松茸の特徴

松茸は長さ10~20cm、カサは直径で10~15cm程のものが多く、なんと言っても松茸ならではの香りが特徴的です。

松茸独特のあの香りは「マツタケオール」と呼ばれる成分によって形成され、このマツタケオールの成分があるきのこは基本的に食べることができると言われています。

「マツタケオール」は外国人には臭いと感じるようで、松茸を好んで食べるのは日本人くらいだと言われています。

松茸の値段

上物の松茸の相場は1本あたり7000円~1万円、1kgあたり8~10万円程と言われています。

しめじやしいたけのように人工栽培することが難しいため希少価値が高く、値段も高いというイメージを持たれている方が多いですが、出荷時期と規格によって値段は変わります。

出荷時期が遅く大きくなりすぎてしまったものや、カサが開ききってしまった状態のものに加え、韓国や中国、アメリカからの輸入品は比較的安価に手に入れることができます。

松茸の収穫時期

松茸狩りのシーズンは一般的に9月中旬~10月中旬で、10月が出荷の最盛期とされていますが、気候によって成長の速さが違うため地域によって収穫の時期が異なります。

3L・2L・L・LM・M・S・2S等のサイズ規格があり、大きさによって味が変化する為、用途に分けて収穫時期は分けられています。

また松茸は大きさとは別に、開き具合によっても規格分けがされます。

少し開いているものはHA、ほとんど開いているものはHB、完全に開ききっているものがHCと三段階で分けられています。

松茸のおすすめの食べ方

松茸づくし

松茸は調理方法によって様々な楽しみ方をすることができます。

1.焼く

定番の食べ方は焼き物でしょう。網やフライパン、ホイルに包むなど焼き方にも種類がありますが、香りを存分に楽しむことができる七輪での素焼きがおすすめです。

2.蒸して煮る

こちらも松茸の定番の食べ方です。蒸して煮ることで、土瓶蒸しや炊き込みご飯のように松茸の香りが他の食材にも移り、松茸のやさしさを感じることができます。

3.ソテーする

バターや醤油を使い洋風に調理するのもおすすめです。ソテーすることによってコクが加わり、そのまま焼くのとはひと味違った楽しみ方ができます。

4.揚げる

天ぷらにすることで松茸本来の食感とサクサクとした衣の食感の両方を楽しむことができます。香りが強い揚げたてで食べるのがおすすめです。

また岩手県岩泉町の龍泉洞温泉ホテルでは、松茸の土瓶蒸しや炊き込みご飯など、松茸をふんだんに使った料理を楽しめる松茸御前を提供しており、秋の岩手旅行にぴったりです。

こちらの記事では龍泉洞温泉ホテルについて紹介しています。周辺の観光地も合わせてご紹介しているのでぜひ参考にしてください。

▶地元民が教える!三陸海岸周辺のおすすめ宿泊施設6選と観光スポット

松茸の下処理の仕方

贅沢な松茸を存分に楽しむには調理前の下処理も重要です。下処理の手順についてご紹介します。

1.石づきと呼ばれる根元の固い部分を鉛筆を削るように回しながら取り除きます。

この時削りすぎると松茸が小さくなってしまうので、薄く切るようにしましょう。

2.ボウルに溜めた水で土を洗い、軸やカサをガーゼやキッチンペーパー等でそっと拭きましょう。

風味が飛んでしまうため、流水を使わずにできるだけ短時間で洗うのがポイントです。

松茸以上の希少種?香茸(コウタケ)とは

香茸(コウダケ)は香りと風味がとても強く、きのこ界の王様松茸よりも高い値段が付けられることも多い高級キノコです。

高級で手に入りにくいため、幻のきのこと呼ばれることもあり、食べ方はもちろん存在を知らない人も多いです。

香茸も松茸同様針葉樹林や広葉樹が混生する森林で育つため、森林が多い岩手県では香茸の収穫量も多いです。

香茸の特徴

香茸のカサは直径10~20cmで朝顔のような形をしており、表面に棘のようなヒダがありゴツゴツとした見た目をしています。

コウダケは漢字で「香りの茸」と書かれその名の通り、香りがとても強く、松茸以上に風味があると言われています。

香りに加えて、香茸には「あく」が強いという特徴があります。

強いあくによって胃が荒れてしまうこともあるので、生よりも乾燥して食べることが一般的だとされています。

香茸の値段

香茸は希少な為、収穫場所や時期、大きさ等で値段は大きく変わりますが、基本的には100gあたり2000円~3000円程で購入することができるようです。

高級茸の代表格で、おめでたい席で使われることが多いため、年末年始等の時期に値段が高くなることが多いです。

香茸の収穫時期

香茸の収穫時期は9月半ばとされており、収穫できる期間は1週間ととても短いです。

タイミングがずれてしまうと見ることもできないため、天然の香茸を一目見ようと足を運ぶ方も多いです。

香茸のおすすめの食べ方

天然のきのこは生の状態で調理することも多いですが、香茸は乾燥させることで香りや味、食感がさらに良くなるため、食用価値が上がります。

乾燥香茸を使用するときには水で戻し、調理をしてください。

1.炊き込みご飯にする

香りや味がしっかりついているので、炊き込みご飯にすることでふんわりとやさしい香りを楽しむことができます。ニンジンなどのシンプルな食材と炊き込むのがおすすめです。

2.ソテーにする

バターでさっと炒め、塩や胡椒をつけて食べます。調理時間が短いためコリコリとした食感を楽しむことができます。

3.クリームと和える

クリーム系のパスタやグラタンなどと合わせるのもおすすめです。

クリームによってよりコクが出て、ひと味違った香茸を楽しめます。

4.塩漬けにする

香茸の塩漬けは古くから保存食として用いられてきた伝統的な料理です。

温かいご飯と一緒に食べるのはもちろん、お茶漬けにして食べるなど、様々食べ方ができます。

手が荒れてしまう恐れもあるので、収穫時や調理時には手袋を付けるなど注意しましょう。

香茸の下処理の仕方

香茸はあくが強く、生のままで食べると苦みが強く吐き気等の症状を引き起こす可能性が高いため、一般的には下処理をおこない乾燥させてから食べます。

1.ボウルに溜めた水で土を洗い、軸やカサをガーゼやキッチンペーパー等でそっと拭きます。

2.生の香茸を鍋に入れ、そのまま沸騰させてあくを抜きます。

3.水気をしっかり取ってから、天日干しをします。

このとき食べやすい大きさに切ってから干すと、乾燥時間と調理前に切る手間を省くことができます。

松茸と香茸を楽しむなら田野畑村で!

岩手県下閉伊郡にあり太平洋に面した「田野畑村」は、岩手県の中でも松茸の収穫量が多く、知る人ぞ知る松茸の供給地です。

松茸をはじめ香茸やアミタケ、ナラタケなど様々なきのこを食べることができます。

また田野畑村にある、道の駅たのはた「思惟の風」では、田野畑で採れた新鮮なきのこや、三陸で育ったワカメを使った様々な料理を食べることができます。

その場で楽しむことはもちろん、新鮮な山の幸や海の幸をお土産として購入することもできるため、旅の思い出作りにもぴったりです。

思惟の風公式オンラインショップでも季節限定でお得に購入することができるので、足を運ぶことが難しい方でも岩手県産の松茸を家で簡単に楽しむことができるのでおすすめです。

田野畑村特産の葡萄ジュースなど魅力あふれる商品が揃っているのでぜひご利用ください。

岩手県で秋を存分に楽しもう

岩手県の秋の味覚として有名な松茸と香茸をご紹介しました。

今回紹介した他にも、岩手県には秋の食材が数多くあるので、岩手県に足を運んだ際にはぜひ食べてみてください。

秋の味覚を満喫した後は、道の駅でお土産探しがおすすめです。

松茸や香茸をはじめとする秋が旬の食材や三陸海岸ならではの名産品などが集まる道の駅たのはた「思惟の風」では、魅力的なお土産が揃っています。

アクセスも良いのでぜひ立ち寄ってみてください。