

田野畑村近辺にしか生息していない「黒昆布」、その出汁は卵白でも混ざっているのか?と思うほどの粘りに驚かされます。さらに出汁をとった後、よく煮るとふっくら柔らかく噛み応え十分な肉厚さで美味い!昆布巻きだけでなく和え物・炒め物なんでも合います。
ご存じの通り、昆布の独特のねばり成分は「フコイダン」「アルギン酸」で、糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えたり、腸から免疫力を高める作用も注目されています。圧倒的な粘りを持つ「黒昆布」は、より「フコダイン」「アルギン酸」が豊富に含まれている健康食。
そして何を隠そう、この「黒昆布種」は田野畑近辺にしか生息していません。さらに天然物となると田野畑村が誇る断崖絶壁の景勝地「北山崎」と「鵜の巣断崖」の崖の下にしかありません。荒々しい波が打ち寄せる外海をわざわざ選んで生息するなんて、かなり変わり者の昆布です。
それだけ貴重な種ですから門外不出。他所に種が流出しないように、漁協・組合員や地元警察が、海域を船や車で周り監視しています。震災後に3回捕まっているという情報も・・・。
羅臼昆布、利尻昆布などブランド化している昆布がいくつかありますが、次はこの「たのはた黒昆布」の出番です!是非御賞味あれ。