ブログ 投稿日:2021.04.21 更新日: 2021.05.14

食材の宝庫!どこにも負けない岩手県の海産物を紹介

様々な自然に囲まれる岩手県は、質の良い海産物の宝庫としても知られています。
三陸の海産物と言い換えるとイメージが湧く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

三陸ではアワビやワカメ、牡蠣やホタテなどの質が有名で、様々なレストランやシェフの手によって皆さんの食卓に提供されています。

実は、岩手県の海産物は東日本大震災の影響を大きく受け、一時は漁獲量も大きく落ち込んでしまいました。
漁船や漁港、養殖施設の早期復旧・整備を行い、現在では復興も進んでいます。
例えば、アワビ・養殖ワカメの漁獲量は震災前の6〜8割ほど回復しており、徐々に皆さんの食卓に三陸の海産物が届きつつあります。

この記事では、岩手県の主な海産物の種類や特徴を解説します。
岩手県にお越しの際には、岩手県三陸の海産物をぜひご賞味ください。

岩手県の海産物:アワビ

蒸しあわび

岩手県のアワビは主にエゾアワビが水揚げされます。
エゾアワビは、アワビの中でも最高級品と呼ばれており、比較的小ぶりな個体が多いのが特徴です。

岩手県のエゾアワビは、海水温度が比較的低いこともあり成長速度が遅く、10cmに成長するまで4年から6年ほどかかります。
その分旨みや身質がぎゅっと凝縮され、お刺身でも火入れしても最高峰の食感と旨みを堪能できます。

ワカメ・昆布との関係性

三陸はワカメも有名ですが、ワカメも岩手県の美味しいアワビに大きく関係しています。
アワビは最初、水ゴケを食べて1cmくらいまで大きくなった後はワカメや昆布を食べて成長します。

岩手県のワカメは、三陸の山々からの栄養をふんだんに摂取して成長します。
そのため、ワカメや昆布に含まれるミネラル成分などの栄養素が、さらにアワビを美味しく育てる大きな秘密にもなっているんです。

昆布に含まれる「グルタミン酸」というアミノ酸は有名な旨味成分の1つで、アワビをさらに美味しくする要素のひとつ。
海水温度が高い場所では昆布は成長しにくいため、天然の昆布を食べて育つ天然のエゾアワビが水揚げされる地域は、日本全国で見ても希少なことがわかります。

岩手県のアワビは海水が低い時期にしか水揚げを行わない

このように自然の栄養をふんだんに受けのびのび育ったエゾアワビですが、1番身が引き締まる時期にしか水揚げはおこないません。
例えば岩手県釜石市では、1番水温の低い11月〜12月にしか水揚げを行わないことでも有名です。 この時期の海はシケも多く、2ヶ月間の中でも水揚げを行う時期も10日前後ほどになることも多いです。

このような厳しい環境で水揚げされるアワビはしっかりと身が締まっており、美味しい状態で皆さんの元に届けられます。

岩手県の海産物:ワカメ

わかめ

岩手県で養殖されるワカメは生産量国内日本一を誇り、三陸岩手ワカメとして高い人気を誇っています。

その肉厚な弾力や歯ごたえ、香りの品質は高く、様々な方から支持されています。

岩手県でのワカメの養殖は、昭和24年に始まったとされており、当時は天然種苗による養殖がメインに行われていましたが、昭和30年以降養殖技術の発達によって生産数が急増しました。

その結果、41年以降は養殖ワカメの収穫量が天然ワカメより多くなりました。

食物繊維が豊富な岩手県のワカメ

ワカメはそもそも食物繊維が多い食品として注目されていますが、岩手県のワカメは従来のワカメより多くの食物繊維が含まれています。

ワカメの弾力や歯ごたえは、食物繊維の含有量に比例します。
岩手県産のワカメの食物繊維の含有量は、輸入品と比較するとはるかに高く、この食物繊維の量によって歯ごたえや弾力性のある美味しいワカメだということがわかります。

岩手県の海産物:牡蠣

岩手県は牡蠣の養殖も盛んにおこなわれています。
震災前は13千トン、震災後は6千トンほどの生産量を誇り、平成30年度の全国の生産量は全国で5位でした。

現在は一粒の殻付き牡蠣の出荷量が増えている傾向にあり、様々な岩手発のブランド牡蠣が誕生しています。

雪解け牡蠣

太平洋側では冬の時期が旬であることが多い真牡蠣ですが、この真牡蠣が出回るのは4月〜5月にかけて。
全国にファンの多い佐々木商店が仕掛けるブランド牡蠣です。

えぐみのない潮の香りや、しつこくない後味。にも関わらず、上品に続く余韻など、真牡蠣の印象を覆す注目のブランド牡蠣です。

赤崎オイスター

高級牡蠣の産地、大船渡市赤崎町で生産される牡蠣は、三陸の中でも地形に恵まれた、牡蠣にとってとても良い環境で育てられます。

全国でも非常に価値が高く、三陸の森から流れ込む栄養をたっぷり吸収するため、濃厚な旨味が凝縮された牡蠣を楽しむことができるでしょう。

岩手県の海産物:ホタテ

岩手県で水揚げされるホタテは、アワビ同様に山と海の栄養素をたっぷり吸収して育った最高級のホタテです。

岩手のホタテの成長は比較的早く、約2年で出荷できる十分な大きさまで成長します。
ホタテは、北海道や青森、宮城県でも水揚げされますが、岩手県のホタテは市場で1番高額で取引される最高級品ばかり。

ホタテは高い水温を嫌う性質があるため、東北地方や北海道で多く水揚げされます。
その中でもリアス式海岸などの影響で入江の多い岩手県のホタテは、波の影響も少ないため落ち着いた環境で育つことができるのです。

岩手県の海産物:ウニ

あわびの貝殻に盛られたうに

岩手県で漁獲されるウニは、大きくキタムラサキウニとエゾバフンウニに別れます。 厳しい禁漁期間やウニの増殖など、ウニを獲るだけでなく育てる方向にも力を入れています。

岩手県のウニの水揚げ量は全国で2位を誇り、量の多さだけではなく質の良さでも様々な方面から高い評価を得ています。

基本的に新鮮なウニは地産地消で地元民にしかできない贅沢でしたが、流通の進化や長期保存の方法などが進化し、生ウニを全国どこでも楽しむことが可能です。

また、田野畑村の茶浜や食堂では6月〜8月の期間限定で田野畑産のウニ丼を1800円(値段は変動する可能性があります)で食べることができます。
そのほかにも三陸の海に近い場所では、新鮮なウニをリーズナブルに楽しむことができます。
都会ではできない贅沢として、岩手県にお越しの際はぜひ食べて欲しい一品です。

岩手県の海産物:秋サケ(いくら)

鮭いくらごはん

岩手県の秋サケは、本州1の水揚げ量を誇ります。
岩手県では自然環境で稚魚を孵化させ、春先に放流しています。
この取り組みが岩手県の秋サケの水揚げ量に大きく関係しています。

秋サケは、低カロリーで良質なタンパク質が豊富です。
この背景には漁法が関係しており、網に入ったサケを水揚げしてすぐに魚市場に出荷するため、非常に鮮度の良い状態で皆さんのもとに届けることが可能です。

また、岩手県のいくらは皮が柔らかく品質が良いため、市場でも高い評価を得ています。 この品質にも漁法が大きく関係しており、岩手県では河川を登る前に生きた状態で漁獲します。

サケが河川を遡ることでいくらの皮が硬くなるともいわれており、皮が硬くなる前に丁寧に漁獲することで、いつでも高品質のいくらを食べることが可能です。

岩手県は海産物の宝庫

旅館の豪華な料理

三陸、岩手県はその地形の環境から美味しい海産物の宝庫です。 この海産物の評価は総じて非常によく、様々な料理人も三陸の海産物を高く評価しています。

海産物は鮮度が非常に重要です。 三陸の海岸近くの食堂などでは、とれたての海の幸を季節ごとに楽しむことができます。

岩手県に立ち寄ることがありましたら、ぜひ岩手の海産物を食べてみてくださいね。

田野畑村の道の駅「思惟の風」では、地元田野畑をはじめとする岩手県の名産品を取り扱っています。
ドライブでも、観光帰りのお土産にも利用できるのでぜひお立ち寄りください。