お知らせ 投稿日:2022.01.08 更新日: 2022.01.08

道の駅たのはた思惟の風のPB商品 “小〇模様”に込めた想い

現在道の駅たのはたでは田野畑村の上質な海の幸山の幸を加工してPB商品を続々開発していっており、それらPB商品のパッケージデザインには“小〇(コマル)模様”を田野畑ブランドのブランドシンボルとして採用しています。

この“小〇模様”に込めた想い

江戸時代、国内最大規模と言われる三閉伊一揆がこの地で起こりました。

当時南部藩の度重なる重税に苦しめられていた民を見かねて、田野畑村の村民が指導者として一揆を先導しました。南部藩への訴えが叶わないとみるや、隣国仙台藩への越訴に切り替え粘り強く交渉にあたりました。

強力な指導部のもとで統制のとれた団体行動であり、藩を越えて粘り強く交渉にあたることで直接的な処罰者を一人も出さなかった点から、百姓一揆の中でも画期的で唯一の成功例であったと言われています。

そのときの一揆の旗印となったのが、「小〇」なのです。(「困る」を表現していると言われています。)

豊富な海藻類・ウニ・アワビをはじめとする海の幸、山菜や松茸をはじめとするキノコなどの山の幸、一級品の素材たちに囲まれながら、これまでの田野畑村は素材を都市に安く提供するだけの存在でした。しかも市場には「三陸産」として出回るため、田野畑産としての認知度はゼロに等しい・・・。

田野畑の品質の良い食材たちを都会の人達にもっと知ってほしい、「田野畑産」としての地位を確立することで村民にも誇りをもってほしい。この村には何もないと嘆くのではなく、中央に訴えかけていくことで自分達の暮らしや土地の価値を再認識してほしい。

そんな想いから地元に古くから根付く「小〇」をモチーフにブランドシンボルを作りました。

想いを形にできるよう、これからも田野畑の食材を活かした地場商品の開発に邁進してまいります。

先日rakraさんにも取り上げていただきました

道の駅たのはた思惟の風から登場した「小○(こまる)ブランド」ストーリー