ブログ 投稿日:2021.07.13 更新日: 2021.10.19

迫力溢れる絶景スポット!日本が誇る北山崎の展望台について

全国観光資源評価で最高ランクの特A級を獲得した名所「北山崎」を知っていますか?

高さ200mの断崖に海面にそびえ立つ奇岩、大小さまざまな海蝕洞窟と、ダイナミックな海岸線が8kmも続く迫力満点の絶景スポットです。

また、別名「海のアルプス」との異名を持っており、迫力と美しさを兼ね備えた海岸です。

今回は迫力と魅力溢れる北山崎の絶景を楽しめる3つの展望台についてご紹介します。

絶景をより楽しむために、それぞれの特徴や見所ポイントについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

日本が誇る絶景「北山崎」

北山崎

北山崎は、岩手県下閉伊郡田野畑村北山にある断崖絶壁の自然景勝地です。

また、全国の観光資源を評価する全国観光資源評価の「自然資源・海岸の部」において、最高ランクの特A級を獲得した日本が誇る観光名所のひとつです。

全国観光資源評価によって「人生のうちで一度は訪れてみたいもの」と定義され、その絶景を一目見ようと多くの観光客が訪れています。

リアス式海岸ならではの入り組んだ海岸線

複雑に入り組んだリアス式海岸ならではの海岸線は、北山崎の魅力のひとつです。

海面にそり立つ奇岩怪石や激しい波によってえぐられた海蝕洞窟など、日々変化している海岸線は飽きずにずっと眺めていられます。

三陸の代名詞でもある、のこぎりのように入り組んだリアス式海岸を一望することもできます。

ダイナミックな断崖絶壁

北山崎には一目で圧倒されるダイナミックな断崖絶壁が広がります。

1億3千万年前頃の大規模な火山活動でできた、高さ約200mもの大断崖が約8km連なる北山崎は、四季折々いつ見ても大迫力の感動風景が味わえます。

時期によっては「やませ」という東北地方に特徴的な湿った風や濃霧が発生しやすく、まるで雲のような真っ白い霧が海面を覆うことも多く、幻想的な景色を味わうこともできます。

北山崎の絶景を味わえる展望台

北山崎園地は、北山崎ビジターセンターが総合観光案内所として観光客の受け入れサービスをおこなっています。

展望台の他にもトイレや休憩所、駐車場、みちのく潮風トレイルなどが整備され、園地内には食事休憩施設や民宿も営業しており多くの観光客が訪れています。

住所: 〒028-8402
岩手県下閉伊郡田野畑村北山129-10
お問い合わせ: 0194-33-3248(田野畑村総合観光案内所)
営業時間: 9:00〜17:00
定休日: 年末年始
料金: 無料
駐車場: あり 140台
アクセス: 三陸鉄道田野畑駅から観光乗合タクシーで20分※要予約北山崎停留所下車
徒歩すぐ東北道盛岡ICから国道455号経由2時間30分
HP: https://www.vill.tanohata.iwate.jp/kankou/see/kitayamazaki.html

北山崎の絶景を味わうことのできる、3つの展望台について詳しくご紹介します。 それぞれ特徴や見所も違うので、自分好みの展望台を見つけてみてください。

望遠鏡でじっくり楽しめる【北山崎第1展望台】

まずは遊歩道を抜けると、はじめに現れる北山崎第1展望台についてご紹介します。

第1展望台はウッドデッキで駐車場から段差がなく、バリアフリー構造で道が整備されています。

駐車場からも近く車椅子やベビーカーも簡単に通ることができ、小さい子供から高齢の方まで幅広い方々が北山崎の絶景を楽しむことができます。

また、第1展望台には有料の望遠鏡が設置されており、海の波風によって侵食された断崖や、海蝕洞窟などの景色を隅々までズームで見ることができます。

北山崎の絶景をじっくりと楽しみたい方におすすめの展望台です。

間近で見られる人気No.1【北山崎第2展望台】

次に人気No.1の北山崎第2展望台についてご紹介します。

第2展望台へ向かうためには、第1展望台の横にのびる階段を下ります。

第1展望台から崖沿いに363段の階段を下っていくと、第2展望台に到着します。

一番人気の第2展望台では激しい海の波風に侵食されてできた荒々しい断崖や、えぐられた海蝕洞窟を間近で見ることができ、北山崎随一の展望スポットとされています。

第2展望台前の階段の分岐点からさらに510段ほど下がっていくと、大迫力の波打ち際まで足を運ぶこともできます。

波打ち際に向かう階段には、かなりの勾配があり足腰に体重がかかるため、足腰に不安を抱えている方にはあまりおすすめしません。

緑に囲まれ2つの展望台を臨む【北山崎第3展望台】

最後に緑に囲まれ森林浴を楽しむことのできる北山崎第3展望台についてご紹介します。

第2展望台から遊歩道を進んでいくと、木製の第3展望台に到着します。

第1展望台、第2展望台方面に向けて設置されているので、他の展望台とはまた違った景色を楽しむことができます。

第3展望台からは、尾根に遮られており奇岩や海蝕洞窟などは見ることができませんが、奥には矢越崎が霞んで見えるなど第3展望台ならではの景色を見ることができます。

第3展望台からは断崖の稜線に沿って遊歩道が整備されているため、歩きながら様々な景色を楽しむことができます。

北山崎の海を体験する

さっぱ船アドベンチャーズ

北山崎の断崖や海岸線をさらに近くで見ることのできる、大人気アドベンチャー「サッパ船アドベンチャー」についてご紹介します。

展望台とはまた違った北山崎の海を感じることができますよ。

北山崎サッパ船アドベンチャーズ

サッパ船とは三陸地域で漁師がウニやアワビ漁、漁網の設置など海での作業に用いる小型の磯舟です。

北山崎サッパ船アドベンチャーズでは、サッパ船に乗って高さ約200mの断崖絶壁や奇岩怪岩のすぐ近くまで行くことができ、大迫力の北山崎の海を体験することができます。

住所: 〒028-8402
岩手県下閉伊郡田野畑村机142-3
連絡先: 0194-37-1211(NPO法人体験村・たのはたネットワーク)
営業時間: 9:00〜17:00
料金: 中学生以上 3800円(1名で貸し切りの場合7000円)
小学生 3000円
幼児 無料
予約: 1時間前までに電話
所要時間: 約1時間
HP: vill.tanohata.iwate.jp

展望台から北山崎を一望したあとは、岩肌を触れそうな細い岩の間を船で進むスリル満点の人気アドベンチャーを体験してみてはいかがでしょうか。

サッパ船については▶︎海の秘境を探索できるサッパ船クルージングとは?魅力やおすすめスポットを解説で詳しく紹介しています。

展望台を活かして北山崎の迫力を味わおう

日本が誇る絶景である北山崎の迫力を味わうことのできる3つの展望台についてご紹介しました。

それぞれ見える景色が異なるので、足を運んだ際には自分好みの景色をぜひ決めてみてください。

断崖絶壁と海岸線の絶景を楽しんだ後は、近くの道の駅で一休みしていくのはいかがでしょうか。

道の駅たのはた「思惟の風」では、自然溢れる山の幸や海の幸など岩手県のおいしいものが集まっています。

施設内の「ふるさと食堂」では地元食材をふんだんに使ったグルメを楽しむことができるので、ぜひ足を運んでみてください。